2011年1月5日水曜日

ケモノの匂いをまとって

一昨日、夫が、山から予定より一日早く帰って来た。
やばい、私インフルエンザかもしれないのに、
うつっちゃうかも・・・
でも、心細さからは開放され。

猟では、夫は直接ケモノをしとめないけど、
焚き火をしたり、しとめた獲物をさばいたりするので、
夫の全身から、いぶされた匂いやケモノの匂いがプンプンする。
そして、命と向き合ってきた”気”にまとわれてる。
私はそれが好きだから、大分変人ですね。
でも、両手を上げて喜ぶ嬉しさとは違って、
命と向き合う、芯のある静かな気持ちになる、というか。
人間も自然の一部で、自然の命を頂いて生きている、
ということを改めて感じる。
帰って来て、夫は肉の塊を切り分ける。
頂いた肉は大切に頂く。

動物好きの夫は、どうしても、
鹿や猪が死んでいく過程がかわいそうで仕方なく感じるらしく、
それでもなぜか猟に惹かれて山へ行く。
最初、夫は、私が嫌がると思っていたらしい。
それが全く逆だった。

将来、平飼いの鶏の卵を食べながら、
特別な時には絞めて、家族で大切に頂く、
というような生活をしたいなぁ、
と将来を思い描く、みかバアサンであった。

寝正月

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

今年の年末は風邪、年始はインフルエンザと思われる症状で、
文字通り本物の寝正月になってしまった。

写真は、今朝食べたお餅。
「餅を出汁の中に入れて食べたい。」という夫のリクエストがあり、
2人の風邪症状改善のため、出汁におろした蓮根を入れて、
塩と薄口醤油で味を整え、三つ葉と海苔をパラッとさせてみた。
思ったより美味しくできて、
夫にお褒めの言葉を頂き大満足。
我が家の冬の定番に一品加わった。