2011年4月22日金曜日

山でのご飯

一月以来の奈良吉野。
早朝の山の中はまだ寒くて、夫はカウチン、私はダウンジャケット。
着いてまず、焚き火の材を集める。
枯れてて乾いてて、太い枝。
”おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に”
というフレーズが頭をよぎる。
山でお味噌汁を食べる時には、
家で味噌玉を作ってきて、
コップに入れてお湯を注ぐだけ、という具合。
秋刀魚のみりん干しは石焼に。
山の緑、川の流れる音、鳥のさえずりの中、
最高に美味しいお食事。
山で食べるご飯が一番美味しい。
食後、ぽかぽか陽気の中、
気持ちよくなって昼寝をする夫。
私は火の守。
目が覚めて、宝物探しへ。
使えそうな流木・枯れ木をゲット。
馬酔木(アシビ・アセビ)の花。
もう咲き終わりだったけど、かわいかった。
他にも、山桜、山ツツジ、山コブシ、山吹など、
様々な春の花が目を楽しませてくれた。
山の花はどれも控えめな感じで、心惹かれる。
ダムの砂利を溜めてある山に、若い鹿の姿が。
山で動物を観ると、いつもとても嬉しい。

人間は地球に生かされてるなぁ、としみじみ。
もっと地球に優しくならなくちゃ。



2011年4月1日金曜日

新芽の季節

3月25日、薔薇の挿し木から新芽が伸びて、
それに朝日が当たって光ってた。
根も葉もない挿し木から芽が出てる様子を観て、
その様子が、被災地の人達とかぶった。
この芽のように生きてほしい、と、
胸がいっぱいになった。

神戸で震災にあって、
命があること、それだけでいい、と思えた。
非日常が日常の中、自分なりに仕事や生活をしていて、
震災以来消えていた神戸ポートタワーの電気が、
3月下旬に付いた時、初めて涙が出た。

今だから言えるのは、
この先どうなるのかな、という思いがあっても、
絶対今よりは確実に良くなってくる、ということ。
ほんとにそれは少しずつだし、それを実感出来るのは、
数ヶ月後、数年後だろうけど、良くなる。
それを信じていて欲しいって思う。