以前より行ってみたかった、奈良の片上醤油へ連れてってもらった。
前もって電話を掛けておけば、蔵の見学をさしてもらえるとのことだったので、そのようにしていると、ご主人が迎えて下さった。
ぷ~んともろみのいい匂いが漂う。月日をおう毎に変わるもろみの色。
大豆を蒸す大きな鍋、大きな大きな木の樽36個、麹室、絞り機、など、どれも重ねた年々を感じる。
麹の香りを大好き過ぎる私は、麹室の中に入った時クラクラした。
私たちの質問にも一つ一つ丁寧に応えて下さり、
「もしお醤油を作られるんでしたら、麹をおわけします。」
とまでおっしゃって下さった。
昔ながらの製法で丁寧に作られた、濃口醤油、薄口醤油、たまり醤油を購入。嬉しい。
帰りの車の中で、
「これで作った料理は美味しくなるんやろうけど、
丁寧に作ってる場面を見るところから、味の一部になるんやろうな。」
と話していた。
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