2012年6月28日木曜日


息子を連れて毎朝行く公園の帰り道、とある家の前にいつも居る亀。目が合ったらいつも首をこちらに伸ばしてくれて、しばし見つめ合うのです。そんな姿にいつも癒されてるんだけど、今朝はゴミ出しで家から出てきた飼い主の奥さんとお話することが出来ました。

この亀は、22年前奥さんの友人がお祭りで釣った亀で、「育てたくない。出産祝にどうぞ。」って持ってきた亀だそう。だから息子さんと同い年。最初は家の中で飼ってたけど、くさいから外に出した。時々、通りすがりの小学生がピンポンして「亀汚れてるで。」って教えてくれるので、掃除をさして頂くのよ~、と。朝からあたたかい気持ちになったな~。

以前、亀を放し飼いでよくなつく内容の本を読んだことを思い出して、また読みたくなった。息子が亀を飼いたいと連れて帰ってくる日がくるかな?

2012年6月11日月曜日

豊かさ



息子の寝かしつけで20時半に一緒に撃沈。そしたら、ここ最近1番の頭痛もすっかりおさまった。

日曜日は、とある集まりに家族で呼んで頂き、奈良吉野へ行ってきた。

60を過ぎたすごい方達の昔の山の話を聞いていると、昔の森の豊かさに驚く。人は、豊かさを求めれば求めるほど失っていってるんやなぁ、と思わされた。

海の水よりずっと冷たいと思われる川の水に初めて足をつけた息子は、全く怖がったり冷たがったりしなかった。

2012年6月6日水曜日

初節句の兜

長男の初節句に間に合うように、革で兜を作りました。

革は、牛革黒のタンニン鞣しで厚さ3mm。
革屋さんで相談しながら選んだんだけど、
「兜(かぶと)を作る、っていう人は初めてですわ~。」
と言われた。
ん~、、果たして本当に出来るのだろうか・・・

紙や端切れの革で試作を繰り返し、
本物の兜も展覧会へ観に行き、
いよいよ型紙作り。

参考にしたのは、

あなた、だけの帽子を作る本〈1〉あなた、だけの帽子を作る本〈1〉
(2003/01)
坂井 普

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随分前に購入してたけど、初めて使った。
この本が無かったら出来てなかった、と言えるくらい、
手元にあって良かった。
この本を見ながら、
コンパスや分度器、定規を使って型紙を作成。

 縫い糸を通す穴を開けていくのに、丁度いい台がなく、
使ってないダンベルにゴム板を貼付けて作った。これも大活躍。

 革の材料屋さんで、一目見て「兜に使える!」と買ってきた菊のコンチョ。

兜の、首の後ろを守る部分を「シコロ」というのだけど、
三段シコロと五段シコロがある。
今回はとりあえず、
息子がかぶった時に肩に当たる高さで、
三段シコロにした。
耳の横のはねてる部分は、「吹き返し」っていうんだけど、
そこは、革の硬化剤を何度か裏から塗り込んで固めた。

額部分には、
義父が作った家紋と、
夫が山で拾ったカモシカの角を
2本合わせて麻糸でしばったものを付けてくれた。
そのうちの1本は、
息子を連れて山の神様へ挨拶に行った帰りに見つけたもの。
兜のために、山の神様が息子へプレゼントしてくれたよう。

完成したのは、節句の2日前。
なんとか形はイメージしていた通りに出来、
角と家紋を夫に付けてもらったら、ぐっと兜っぽくなって、
仕上がりとしては大満足。
縫い目がガタガタなこととか、
細かい点で”こうすれば良かったな~”というのはあるけど。
間に合ってほっとした。

兜、本当に作って良かったな~と夫と何度も言い合ってた。
カビが生えないように、義父が作ってくれた桐の箱に入れて保管。
毎年出すのが楽しみだな~。