2011年1月5日水曜日

ケモノの匂いをまとって

一昨日、夫が、山から予定より一日早く帰って来た。
やばい、私インフルエンザかもしれないのに、
うつっちゃうかも・・・
でも、心細さからは開放され。

猟では、夫は直接ケモノをしとめないけど、
焚き火をしたり、しとめた獲物をさばいたりするので、
夫の全身から、いぶされた匂いやケモノの匂いがプンプンする。
そして、命と向き合ってきた”気”にまとわれてる。
私はそれが好きだから、大分変人ですね。
でも、両手を上げて喜ぶ嬉しさとは違って、
命と向き合う、芯のある静かな気持ちになる、というか。
人間も自然の一部で、自然の命を頂いて生きている、
ということを改めて感じる。
帰って来て、夫は肉の塊を切り分ける。
頂いた肉は大切に頂く。

動物好きの夫は、どうしても、
鹿や猪が死んでいく過程がかわいそうで仕方なく感じるらしく、
それでもなぜか猟に惹かれて山へ行く。
最初、夫は、私が嫌がると思っていたらしい。
それが全く逆だった。

将来、平飼いの鶏の卵を食べながら、
特別な時には絞めて、家族で大切に頂く、
というような生活をしたいなぁ、
と将来を思い描く、みかバアサンであった。

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