2016年9月4日日曜日

450gの業務用バターが入る、木(吉野杉)のバターケース(漆塗)


夫(KT)が、450gの業務用バターが入る木のバターケースを手作りしてくれました。

 吉野杉をくりぬいて掘り、漆を6回(拭き漆という技法で)塗っています。ごつっとした雰囲気で、出来上がりを観た時には、北海道の熊の木の置物を思い出しました。

 軽くて、蓋を開けたり閉めたりする時の木の音がなんともいいです。

数年前、200gのバターが入るバターケースを、同じようにくりぬいて漆を塗って、KTが私にプレゼントしてくれたことがあり、それ以来ずっと木のバターケースを使っています。

 木のバターケースは、冷蔵庫でバターが硬くなりすぎず、冷蔵庫から出してすぐでも、バターナイフが入ります。柔らかい、という訳ではないのですが、陶器や プラスチックの密閉容器などのバターケースでは、冷蔵庫から出してすぐだと、バターがカチコチでバターナイフも入りづらい。明らかにバターの硬さが違います。

私はよくお菓子やパンを手作りしたり、パンにたっぷりバターを塗って食べたりするのが好きなので、バターは業務用の450gのものをまとめて買い、冷凍保存しています。いつも半分ほどに切って、バターケースに入れていたのですが、解凍して、切って、残りはまた冷凍、とするのが結構面倒でしたし、いい大きさに綺麗に切るのは難しい、しかも、200gはすぐ使ってしまうので、そんな私の行動を見て、450gのバターがそのまま入るバターケース作ったら喜ぶんじゃないか、と思ったようです。


今回のこのバターケースは、試作も兼ねて、今年の私への誕生日プレゼントで作ってくれました。木のお皿と一緒に。とっても嬉しかったです。

そしてもう今は、販売予定の、同じ大きさの吉野杉のバターケースの漆塗りに入っています。

吉野杉は木目が美しく、色も綺麗なので、漆を塗らない選択肢も考えたようです。でも、私も使っていて思いますが、素のままの木は、黒ずんだり、カビが生えたりしやすいです。木の色を生かした塗料も考えましたが、やはり、歴史が古い自然素材の塗料で、製品も長持ちし、美しい仕上がりになる漆塗りが一番と考え、製作に取り組んでいます。

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